2012年07月06日

汐見さんの講演を聞きました

先日、今年の夏、北海道の全国大会で講師を引き受けていただいた白梅大学学長
であり、東京大学の名誉教授である汐見稔幸さんの講演を聴く機会がありました。

この時の講演は「2つの教育の型」というお話でした。

「教育には2つの型がある。
一つは大人や社会の側が主体になった強制教育。国家が国の担い手を作るための
教育。
もう一つは学ぶ側が主体となった子ども主体型の教育。もともと古代の大学(ソ
クラテスやプラトンなどの時代)は最初に弟子=学びたい人がいた。その人たち
が、学びたいことを教えてくる人を探して連れてきた。この様に学ぶ側が主体
だった。

近代になって一つ目の教育がなされるようになったが、この「社会モデル」と言
われる教育がいま問題になっている。

子どもが主体のモデルが主流であっていい。

「学ぶ」「学習する」というのは人間の根源的な要求。学問は学社だけがやるこ
とではない、すべての人間が行うもの。

自分達で何を学びたいのか、何をやりたいのか、それをベースにしていく。」


というような内容のお話が聞けました。
(これは私の解釈によって書いています)

これ以外にも根本的かつ具体的なお話がいろいろと飛び出し、とてもよい時間を
過ごしました。

夏の合宿でどのような話が聞けるのか。

とても楽しみです。




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NPO法人登校拒否・不登校を考える全国ネットワーク
        事務局 野村芳美

〒114−0021 東京都北区岸町1−9−19
 TEL/FAX 03−3906−5614
 Eメール info@futoko-net.org
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2012年05月31日

久々の事務局ブログ

「当事者の立場に立って」表紙写真.pdf
「不登校からみた東日本大震災」表紙.pdf
久し振りの事務局ブログです。

ご無沙汰しています。
なんだかんだで半年以上が経ってしまいした。

この間、全国ネットでは、夏の北海道合宿の参加募集が始まり、東京で世話人合
宿を行い、先日は来年度(2012年度 全国ネットは7月1日〜6月30日と
いうちょっと変わった事業年度になっています)の事業を検討する理事会を行い
ました。

また、その間JKAの補助事業で行った事業の報告書と福祉医療機構の助成金事業
で行った報告書をまとめました。世話人の皆さんにはもうすぐお手元に届くと思
います。

さて、さて、北海道で行う全国大会まであと2カ月をきりました。申し込みはお
済みでしょうか。全国ネットとしては初の北海道での全国大会です。ぜひ多くの
方の御参加をお待ちしています。
大人の方は汐見稔幸さんの全体会場での講演をはじめ、内田良子さん、田中康雄
さん、勝山実さんのテーマ別講演会、その他、べてるの家の方等が参加するテー
マ別分科会など、豊富な内容になっています。また、ずーっと大事にしてきた当
事者の声を聴く、シンポジウムもあります。
子どものプログラムもアイヌ資料館の見学やラフティングの体験、ミルク工場の
見学などや北海道を満喫できるプログラムになっています。

ぜひ、ご参加ください



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2011年12月07日

不登校と医療

昨年度全国ネットで行った不登校と医療の講演会の記録冊子が反響を呼んでいます。
全国各地11か所で行ったもので、講師の方も精神科医の方、小児科医の方、カ
ウンセラーの方、スクールソーシャルワーカーの方、当事者の方などバラエティ
に富んでいます。読んでみたい方は事務局までお問い合わせください。

先日もこの冊子が一つのきっかけとなり、精神科の早期介入に関して問題を提言
をされている方とお会いする機会がありました。
その時の話では、国は国策として精神病を5大疾患の一つとし、早期発見と早期
治療に向けて動いている、その一つとして世田谷区をモデルケースとしてすすめ
ているということでした。不登校対策も国は早期発見早期対応という動きになっ
ていて、動きが似ていると感じます。
ちょうどその日のテレビで精神疾患に対しての早期介入のための議連が立ち上
がったというニュースがやっていました。

全国ネットとしては医療自体を否定してはなく、児童精神科の方やカウンセラー
の方などとも協力関係を築きながら、行っています。
しかし、親の会の中では必要のない過剰医療を受けていると思うケースにも会い
ます。

また、社会全体が病院へ病院へという動きになっていると個人的に感じていま
す。最近のTVコマーシャルを見ていると、鬱をはじめ、胃もたれ(逆流性食道
炎)、薄毛でも病院へ相談をと謳われており、病院へ行く流れになっているので
はと思います。


「専門家」といわれる人たちはそれなりにそのことを学んでいる方々だとは思う
のですが、やはり生活の一部分(病気の部分)をみて判断することが多と思いま
す。24時間その人が生きた年月を全部をしっているというわけではない。その
意味では専門家は自分の人生をよりよく生きるために「利用」(あまりいい言葉
ではないかもしれませんが)するもであり、また、専門家と対等に付き合うため
には利用する私たちの姿勢も問われていると言えるのかもしれません。



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